代表インタビュー③

ブランドジャーナリズムコンテンツ
代表インタビュー③「訪問看護ステーションでの採用支援」
MTPC 酒詰 和幸様

 

――― 訪問看護ステーションの事業主様が、現在抱えているお悩みを挙げるとしたらどんなことがありますか?

 

一つはやはり採用面ですね。
訪問看護ステーションでの勤務を希望する看護師はまだまだ少ないので、なかなか人材を集められないといったお声をよく耳にします。
ただでさえまだまだ看護師は売り手市場ですし、他業界と比較するとなおさら、採用においては難しい部分があるのではないでしょうか。

 

また、採用後のマネジメントについてもお悩みの事業主様が多くいらっしゃいます。
訪問看護ステーションの場合、人員基準があり「看護師が常勤換算2.5名以上」所属していなければならないという決まりがありますので、看護師が常勤で5名いても、急に3名辞められたらその事務所は潰さなければならなくなるんです。
辞められたらそこで終わりなんですよね。
さらに看護師の中に1名、所長という管理者を置く必要があるのですが、その管理者をやりたがる希望する人がそんなに多くはないんです。
そのため、現在の管理者が辞めるとなった時に、他の看護師も同時に辞めてしまうといったケースが実際にあります。

 

これまでに多くの訪問看護ステーションを見させていただきましたが、他業界から参入される事業主様などは特に、看護師のマネジメントに苦労される方が多いように感じます。
看護師は今まで医療機関という特殊な環境であり、売り手市場で大切にされ働いてきた方々なので、これまでのマネジメント手法がなかなか通用しないことがあるんです。

 

しかし、従業員に辞められることのリスクがとても高い業種だからこそ、しっかりとした組織づくりがとても大事で、たとえ管理者が辞めてもその穴をすぐ埋められるような人材を育成・確保しておくことや、欠員が発生したら速やかに採用ができる体制にしておくこと、そもそも欠員が出にくい環境をつくることが大切なのです。
そこでMTPCは、そういった組織づくり、マネジメントも含めた採用支援を行なっています。

 

――― 訪問看護業界特有のものですね。

 

そうなんです。
その他にも、訪問看護ステーションの営業先というのは、主にケアマネージャーと言われる方々が相手になるのですが、看護師がそもそも営業活動自体に抵抗を持っているケースがあるんです。
私がとあるプロジェクトに関わっているときに、実際に数多くのケアマネージャーの方々と接するに営業する機会があったのですが、皆様本当に真面目で、何事にも協力的な方々でした。営業という言葉は適切ではなく、ご挨拶周りや情報交換といった所です。それであっても「営業」をすることに抵抗をもってしまう看護師が多いんですね。
そのため、そのような要素があることは採用時点でしっかりと看護師に伝えて、その上でマネジメントしていくこと頂く事を心がけています。

 

また、訪問看護は病院での看護と違って、患者の自宅に行く訪問するので、接遇やマナーなどが一層重要視されてきます。
すぐそばにご家族がいる状態での看護も発生しますので、あらためてマナー研修などを行う人材紹介会社もありますし、我々もそのあたりはしっかり御伝えするようにお願いしております。
ご相談があれば採用後の研修なども行い、総合的にサポートしていきたいと思っています。

 

――― 他業界から新規参入された事業主様にとって、とても助かるサービスですね。

 

はい。
既に数多くの事業主様にお喜びいただいております。
設立を決めて場所を決めて、次は採用だといったタイミングでお声がけいただくか、あるいは事業拡大のタイミングや運用後の採用・マネジメントの部分でお困りの場合は、いつでもお気軽にご相談いただければと存じます。
訪問看護ステーションでは、「ヒト」が重要であり継続的な採用活動が必要ですので現在は「個別セミナー」として対応しております。
採用業務を請け負うのではなく、インハウスして頂く為に採用手法などをお伝えしております。
例えば「御社ではこのような魅力がある」とか「求人票の作り方」とか「どの人材紹介会社が求職者を多く抱えてる」とか「どの人材紹介会社の手数料が安い」などすべてを御伝えして採用担当者ですべてが出来るようにしております。

 

インタビュー記事①へ
インタビュー記事②へ